EXPERIENCES
ナラワラ
ナラワラは、野付半島の内陸側に広がる湿地に立ち並ぶミズナラやダケカンバの立ち枯れ木群で、野付半島を象徴するもう一つの“枯木の森”です。かつてこの一帯は森林でしたが、地盤沈下や海水の流入によって木々が枯死し、現在では白く風化した幹だけが残っています。その風景は静寂で荒涼とし、トドワラとは異なる木種・立地によって、より原始的で内陸的な印象を与えます。
また、ナラワラ周辺は野鳥観察にも適しており、春から秋にかけてはノゴマやノビタキ、オオジュリンなどの湿地性の小鳥が見られ、冬にはオオワシやオジロワシが上空を舞う姿が観察されることもあります。
※ナラワラの森林は湿地保護のため立ち入りできません。駐車場よりその景色をお楽しみください